幼稚園教諭は素敵な仕事と思っていたけれど、蓋を開けてみれば壮絶の一言。膨大な仕事量。少ない給与。理不尽な園長。その結果身体が壊れました。

幼稚園教諭は素敵な仕事と思っていたけれど、蓋を開けてみれば壮絶の一言。膨大な仕事量。少ない給与。理不尽な園長。その結果身体が壊れました。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
26歳

【当時の職業】
幼稚園教諭

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居していました。
基本身の回りのことは母にしてもらっていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
実家からの距離も近く、自分が考えている教育方針に合っていたからです。
また、実際に園見学に行かせて頂いた時に、先生方がとてもテキパキとされていて、自分もこんな風に働きたいと感じたからです。

【環境と仕事内容】
クラス担任をしつつ、それぞれの先生に係があって、私は実習担当や、学用品を業者とやり取りする仕事、HPの作成などをしていました。
職員の数は25名ほど。
クラスの数に比べ、とても多いとは言えず、事務の先生などはいませんでした。
保護者は割と理解のある方が多かった印象です。
設備的には新しくはありませんでした。
洗濯機もないので、基本子どもの服の選択などは手洗いでやっていました。
土日が休み。
給与は19万前後で、幼稚園教諭の中でも、まだマシな方かも?

【大変だった時期】
短大新卒で就職して、勤務6年だったが、ずっと大変だった。




【大変だったこと】
とにかく仕事内容が過酷…一日中動いて、事務仕事も山積み、仕事も8時9時まであるのが当たり前で、帰宅した頃には10時になることもありました。
帰宅しても、そこから日誌を書いたり、物を作ったり、仕事はたくさんあって、夜更かしの毎日に身体がもちませんでした。
はっきり言ってお給料が割に合いません。
園長の圧もすごく、自分の意見が1番正しいという考え方で、口答えはもちろん許されないですし、こうしよう!という意見は、現場のこちらにとってどんなに大変でもノーとは言えませんでした。
園長に言われたからやった事なのに、それを忘れていて、「そんなことを私は言わない」と認めてくれず、結局こちらが勝手にした事と処理されたこともあります。

【大変だった期間】
勤めている間はずっと。




【当時の心境】
毎日必死でした。
身体はボロボロでしたが、ミスをするのが1番怖かったので、毎日栄養ドリンクを飲んで自分をごまかしながら務めていました。
そして、その中で
見返してやろう!とがむしゃらに頑張っていたと思います。

【職場が大変だった原因】
1番大きいのは園自体の体質だと思います。
そして、ひとりの抱える仕事内容の多さ。
誰でも出来ることは事務の先生を雇うなど、もう少し負担を減らしてもらえれば、クラス経営に集中出来たと思います。




【仕事で良かったこと】
やはり子どもたちと過ごす時間は楽しかったです。
子どもたちの成長を感じられた時、本当に嬉しかったです。
年度末に親から感謝の言葉を伝えられると、頑張ってよかったなと心から思います。
逆にそれがあったから続けられました。




【特にひどかった最悪の出来事】
毎日夜遅くまでの仕事で眠気がピークに達して、仕事場からの帰り道に居眠り運転をしてしまい、車が廃車になる事故を起こしてしまいました。
幸い怪我は無かったのですが、車は買い替えることに。
また、ストレスからか、眩暈で立てなくなり、難聴になってしまいました。
毎日フラフラで勤務していました。
この頃から母親が、もう辞めたほうがいいと言い、園にその旨を伝えるが「そんな急には受け入れられない」と言われ、泣く泣くあと一年延ばされることに。
それでもやはり体調が良くならなかったので、さすがに辞めさせてもらえました。
私だけでなく、他の先生たちも、辞めたいと言ってもすんなり受け入れてもらえず、辞めるまでに二、三年かかる人もいたそうです。




【相談した人・助けてくれた人】
園長は酷かったですが、主任の先生はとてもいい人でした。
この方は相談に乗ってくれたり、時には庇ってくれたり、ミスをカバーしてくれたりと、たくさん助けて頂きました。
この方がいなかったらもっと早く辞めていたと思います。

【改善のための行動】
とにかく自分の実力を上げて、園長に認めてめらえるように努力しました。
先輩の先生の声かけを見て学んだり、ピアノの練習を怠らないようにしたり、周りの様子をしっか把握して、先々行動したり。
そうして認められてからは、まだ園長の叱咤は少なくなった気がします。




【現在の状況と心境の変化】
あれからはもう12年経っています。
職場では毎年新しく入ってきた新人さんがすぐ辞めてしまい、私が勤めていた頃のような仕事内容から随分緩和したようです。
園長も歳を重ねて、少し丸くなって、発言も大人しくなったという話を書きました。
私は今主婦として、子育て奮闘中です。
少なからず、この仕事についたことが子育ての助けになっていると思います。

【学んだこと】
仕事を一生懸命することは大切だけれど、やっぱり自分の身体が一番大事ということ。
仕事は代わってもらえるけれど、自分の身体の代わりはない。



【当時の自分へのアドバイス】
つらい環境だけれど、それでもその中で努力したことはちゃんと自分の身になっていくから、くじけないで!
でもやっぱり身体がおかしいと思ったときは、遠慮せずに休むようにしてほしい。
自分がいないと…と思うかもしれないけれど、仕事は誰かが穴埋めすれば、どうにかなる。
身体を壊すと元も子もない。
まずは健康第一です!