【幼稚園教諭】そこで働く輝く自分を想像していたけど…現実は甘くない。全部が嫌いになる前に考え直そう。

【幼稚園教諭】そこで働く輝く自分を想像していたけど…現実は甘くない。全部が嫌いになる前に考え直そう。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
21歳

【当時の職業】
幼稚園教諭

【当時の住まい】
実家を離れ、賃貸アパートで一人暮らしをしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
保育幼稚園の短大を卒業後、資格を獲得したので、実習時高く評価をしてくれた付属の幼稚園に就職しました。
厳しいことは有名でしたが、その時の自分ならできる!という、自信と希望がありました。

【環境と仕事内容】
一年目から一人で担任を任されて、30人の子どもたち(年中)を日々見ていた。
それに加えて、一年目だからと、毎日の指導計画を書かされ、翌朝主任に見せる。
という仕事があった。
歌を歌う時にはピアノを弾くことが決まっていたので、その練習もあった。
教室の装飾を毎月変えたり、毎月の制作内容や、運動会や発表会の内容決め、準備をする。

【大変だった時期】
短大卒業後就職し、最初からずっと大変でした。




【大変だったこと】
主任の先生にいつも監視されていて、やること全てに文句を言われた。
やることがとにかく多く、ピアノの練習時間もなく、書類を書く時間もなく。
当時は眠気がひどく、やらなくてはいけないことが終わらない、翌朝終わらず出勤したくない気持ちの中でも出勤しなくてはいけない。
結果終わっていないことを主任に怒られる。
という、悪循環の中で毎日を過ごしていて、精神的に本当に辛かった。
お給料は他の所より良かった印象だが、会社からの家賃補助がなく、一人暮らしをしていたので、家賃で相当の額が引かれる。
家族も近くにいなくて、帰って家のことをやる余裕もなく、ご飯はいつもコンビニのものを食べていたか、食べずに寝ていたので、痩せていた。
幼稚園の給食は、唯一の栄養と言った感じで、残り物をこっそり持ち帰ったりしていた。
寂しさと辛さに毎日押しつぶされそうだった。

【大変だった期間】
辞めるまでの1年間ずっと続いた。




【当時の心境】
毎日、もうやめよう、もう無理、もう逃げたい、と思っていた。
この職場で自分ができることは何もないと思っていたし、そんなやる気のない自分を誰も応援してくれないし、味方にもなってくれない、と思っていた。
孤独感もすごかった。
そんな自分がどんどん嫌いになり、職場も主任も仕事も子どもも全部が嫌いになった。

【職場が大変だった原因】
仕事量が多い。
一年目のフォローが少ない。
主任の小言や嫌みが多すぎる。
他の先生も見て見ぬふり。
結局は自分次第という冷たい環境。
園長の独裁のような環境が古臭い。
園のブランド力のようなものがあり、それを壊さないようにという意味のない意識をうえられる。




【仕事で良かったこと】
子どもたちが可愛く感じることはあったかもしれない。
充実していたことは、思い出すことができない。
実際は、本当に子どもが可愛いと思ったのか、可愛いと思わなければいけない。
という意識があったのかもしれない。
充実していたことは、無いに等しいと思う。




【特にひどかった最悪の出来事】
ピアノが苦手な私だったが、行事の際にピアノを担当しなければいけないことがあった。
主任の先生が、先生たち全員の前で練習したピアノを聞かせる。
という日を設けた。
その日までに必死で練習をしたが、極度の緊張もあり、その日は上手く弾くことができなかった。
練習不足もあったとは思う。
他の先生たちは冷たい反応で、その行事の先生は「この先生がピアノを弾けなかったら、私の責任になりますよね?」と、冷たい一言を放った。
わたしはその行事の当日まで、必死に練習をしたが、緊張で弾くことができないと思っていた。
結果、行事の当日、父親が事故にあった。
と嘘をつき、仕事を休んでしまった。
休んでいても、家にいることしかできず、逃げた自分が嫌いで仕方なかった。




【相談した人・助けてくれた人】
両親に相談していた。
当時交際していた彼にも相談していた。
優しく応援してくれた。
時々家に来て、掃除をしてくれたり、ご飯を作ってくれたり、朝送り出してくれたりした。
しかし実際親や彼氏は親身になってくれたが、それに甘えてしまう自分がいて、結局悪循環に陥った。

【改善のための行動】
毎日やらなくてはいけないことを、ひたすらこなすことを心がけた。
苦手なことは練習する。
クラスの子どもたちが、虚しい思いをしないように、と、頑張った。
家では眠気が襲ってくるので、家以外の飲食店やカフェへ行き、やらなくてはいけないことを終わらせようとした。
それでも終わらなかった。




【現在の状況と心境の変化】
例の職場は一年持たず辞めてしまった。
突然、糸が切れたように「もう行くのやめよう」と、持ち帰ってきていた仕事だけ、早朝のうちに職場へ届け、それっきり行くのをやめた。
そのあとからは心が疲れていたので、心療内科へ通い、療養期間としてお給料を何割かもらい続けた。
半年もらい続け、そのあとは書類のやりとりをして、退職となった。
その期間のお給料は、慰謝料感覚で貰い続けていた。
心配してくれた事務の人がいたことを思い出した。
あれからは10年以上経ったが、思い出すと、主任は本当に嫌な人だったとは思うが、あの頃の自分は幼くて、甘えていたと感じる。

【学んだこと】
人はそれぞれ向き不向きがあり、こなせる仕事量も人それぞれ違う。
努力でカバーできることもあるが、それは少なく、ほとんどの仕事は、できるかできないかは最初に決まっている気がする。
繊細であったり、疲れやすかったり、人それぞれ違うのだから、その仕事に自分が合わせることよりも、自分に合った仕事を探すことが大事だと思う。



【当時の自分へのアドバイス】
実習で良い評価をされて、求められる人材と思い、自分ならできると、附属の幼稚園に就職したが、それは全て間違いであり、甘い考えでやっていける仕事ではない。
幼稚園のブランド力とか、大きさとか、そこで働くことはカッコいいし、すごいことだけど、もっとゆったりした自分に合った仕事を探してみて。
自分を嫌いにならないように、自分で自分を守ってあげて。